青うなぎは背中が青く、一般的なうなぎよりも身も皮も柔らかく脂がのっているのが特徴です。
全体のうなぎの中で、1割から2割ほどしか存在しない希少価値の高いうなぎとなります。
国産の青うなぎは、初夏から秋の新仔(養殖1年未満の若いうなぎ)の時期にピークを迎え、一番おいしく食べられる期間になります。
当店ではその中でも、更に高品質なものを仕入れられるよう工夫して仕入れを行っております。
ピークを過ぎますと、産地を調整し、輸入物の青うなぎに切り替えてリーズナブルな価格で提供しております。
大豆イソフラボンを餌に混ぜたうなぎの仕入れを始めました。養殖したうなぎのほとんどがオスであることをご存知でしょうか?
稀にメスとなったうなぎは身が柔らかく、脂がのっていて幻のうなぎといわれています。最近の研究で、大豆イソフラボンをうなぎの餌に混ぜると9割がメスうなぎにかわるということがわかってきました。
またメスうなぎは、成長スピードが遅いため、オスは初夏から秋が旬となり、メスは晩秋から春くらいまで適した出荷となります。養殖のうなぎは寒くなると硬くなりますが、メスうなぎの出現により、高品質の国産うなぎが長い間楽しむことができます。
当店では大豆イソフラボン鰻を総称してソイヴィーナス重、略して『ソイ重』として販売いたします。不定期入荷になります。旬な時期には、脂が皮を浸透して炭火にしたたり落ちるくらい脂乗りがいいので是非ご賞味ください。
通常関東圏での鰻屋では、うなぎを蒸してから焼く方法が一般的ですが、当店ではうなぎの脂を愉しんでいただくために『地焼き』にこだわって提供しております。
また、青うなぎの特性を活かし、関西の地焼きよりも柔らかく、舌触りの良い仕上がりとなっております。お客様の中には、蒸し焼きと間違われる方もいらっしゃいます。
質にこだわっているからこそ、うなぎ本来の味を存分に味わっていただきたい。そんな思いから今後も、創業以来の『地焼き』の提供を続けてまいります。